夏になると、ちょっと歩いただけで汗が噴き出す。
電車に乗る頃にはシャツがじっとり。
周りを見ても、自分だけやたら汗をかいている気がする…。
「なんで私だけ、こんなに汗が出るんだろう?」
「体質?代謝がいい?…いや、それにしてもおかしい。」
実はそれ、「歩き方」が関係しているかもしれません。
汗をかくのは、体温を調節するための自然な反応。
でも、必要以上に汗が出るのは「身体が無駄なエネルギーを使っているサイン」でもあるんです。
ある方の話です。
その方は、駅までの徒歩10分だけで汗が流れ落ちるほど。
でも特に太っているわけでもなく、体力もそこそこある。
ただ、歩いているとき、なんとなく肩が上がっていたり、足を力いっぱい地面に叩きつけるように歩いていたり…。
私たちは意外と、無意識に「力んで歩いている」ことが多いんです。
肩、腕、太もも、ふくらはぎ、足指まで。
力が入りっぱなしのまま歩くと、まるで常に運動しているような状態になります。
これでは、エネルギーを消耗するのも当然。
その結果、汗もドバッと出てしまう。
でも、歩き方を見直してみると変化は実感できます。
力を抜いて、姿勢を整えて、足の着き方を意識する。
これだけで「汗が減った」「ラクに歩ける」「身体が軽くなった」と実感する人が多いんです。
正しい歩き方とは、ただ姿勢を良くすることではありません。
身体の軸が整い、必要な筋肉だけを使って、無駄な力みをなくしていく歩き方。
それは「自然に歩けて、自然に疲れない」方法でもあります。
汗っかきだと思っていたあなたも、
もしかしたら「ただ力んでいただけ」かもしれません。
汗をコントロールするのは、制汗剤だけじゃない。
まずは、自分の歩き方を見直すことから始めてみませんか?